前回は怒り心頭だったカナです!

いや、ホンマにあれだけブチ切れたのは後にも先にも初めてですね(笑)
年齢的にもとがっていた時期かもしれません。

とはいえ、あまり腹が立ったりしない性格なので、なんというか…新たな一面を発見できたって感じでしたね。

さて、怒り心頭の私が出す答えは?!
続きのお話です。

猶予期間

2週間の猶予期間をいただいた私は、あることを決めていました。

「もし、2週間たってこの怒りが収まらなかったら辞めよう。」

感情的になって即断するのは賢くない。
状況を冷静に考えれば、精神的にも肉体的にも辞める方が賢明かもしれない。
だが、せっかくつかみ取った仕事を途中で投げ出すようなことはしたくない。

それでも感情がどうしてもおさまらないのなら、それは辞めるべきだと考えたのです。

翌日には、社長が私に継続して働いてほしいと言ったことが伝わっており、それを阻止するために、ベテランさんと先輩さんが社長を呼び出し説得をしていました。

お局様からの嫌味もひどくなり、ますます居場所はなくなりました。
そして、あっという間に2週間が経過しました。

退職宣言

その日は、もう冬の真っただ中で、風邪も流行っている時期でした。
私も少し鼻炎が悪化しており、「またカナが風邪ひいて…」とお局様から嫌味を言われました。

しかし、この日は休むことのできない日――そう、今後について返事をする日でした。

カナは体調管理ができなくてうんぬんかんぬんと、お局様から毎時間言われつつその時間を迎えました。

社長来社、その瞬間、社員の視線は私に注がれました。
私がどう動くかを決める日ということを、みんな知っていたのです。

社長といつもの面談場所に呼び出され、「単刀直入に、どう?」と言われました。

「辞めます、辞めさせてください。」

自分でも冷静になれていなかったことに、この2週間で気づくことができました。

会社の為にも、他の社員さんの為にも、最も戦力にならない自分が去るのが一番懸命だと。
仕事なのだから、周りのことを考えれば、自分のやりたい希望ばかりでは何も生み出せないと。
そして何より…。

「じゃあ、今回はご縁がなかったということで。」

社長に対する怒りが収まらなかった。
あれだけ辞めろと言って、手のひらを返して、さらにはご縁がなかったとは何だ。
怒りはさらに燃え上がり、体がカッと熱くなるのを感じました。

そのあと退職日を決め、オフィスに戻ると社長から私の退職日を宣言されました。
みんな残念だねと口では言いながらも、一人ライバルが減ったと言わんばかりに満足そうでした。
私の退職日を満足げに宣言した後、社長はすぐに会社を出ました。

私はいつも通り仕事をしていたのですが、どうにも体の熱さが収まらず、挙句に寒気までしてくる始末。
さすがにまずいと思い、定時で帰らせていただきました。

翌日、高熱が出て、人生初のインフルエンザにかかりました。
私は流行りの風邪などは基本的にかかったこともなく、風邪もめったになかったので驚きました。

身も心も会社を拒絶していたのではないか、と感じました。

引き継ぎと最後の仕事

当然、私だけがしている仕事もそこそこにあったので、その仕事の取りまとめと、引き継ぎ資料の作成に追われました。

引き継ぎ先はお局様。
数か月前にお局様から頂いた仕事をそのままお返ししただけなのに、お局様は全く仕事を覚えていない様子で、イチから引き継ぎをさせていただきました。

引き継ぎのさなかも、常識がないのをここまで育ててやったのに辞めるなんて恩知らずと言われながらでした。
あとはサルでもわかるほどにわかりやすく資料をまとめ、たとえ外部から来た人にもわかるようにしておきました。

最後の仕事は、私が担当していた仕事。
地域の方が参加するイベントだったのですが、最後に今回で最後になることを伝えると、お客様から温かい拍手をいただき、時間が許す限り別れを惜しみました。

デスクを完全に空にし、資料だけを残し、私は会社を去りました。

社長が形だけ、私が最終出勤であることを伝え、私も挨拶をしておしまい。
びっくりするくらいあっけなかったです。

花束も用意されていてその気持ちはうれしかったのですが、その花束は親会社のパートさんからのものだということを私は知っていました。
とにかく、私は無事に会社を去ることができました。

トンネルを抜け出して

まるで暗いトンネルから外の世界に飛び出したかのような開放感でした。

余談ですが、会社を辞める前に、会社創立当初のアルバイトの方がお手伝いに来られていて、その方にも仕事を辞める直前に辞めることをお伝えし、お世話になったお礼をお伝えしました。

するとその方――古株アルバイトさんからは衝撃的なエピソードを聞きました。

当時、古株アルバイトさんも社長の二転三転する行動や発言、お局様の非常識発言に困惑していたということ。
そして私が入るまでは、先輩さんも同じ目に合っていたこと。
その状況を社長が得意げに古株アルバイトに最近までお茶の肴に話していたこと。

だから、カナちゃんの退職の選択は正しいよ、と言ってくれたのです。

辞めた理由を失礼とは思いつつ伺ってみると、
「あ、私ストレスのあまり体調崩して、病院行ったらガンだったんだー(笑)」
「だから、辞めて正解って言ったんだよ(笑)」

古株アルバイトさん、全然笑えません。

とにもかくにも、私が会社を辞めることにしたのは正解だったようです。

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