被害者と加害者の間には、「パワハラ」に対する大きな見解の相違があります。

多くの場合、被害者が自ら命を断つほど酷いパワハラでも、加害者は「そんなつもりはなかった」なんて呑気なことをいいます。
要するにパワハラの加害者は、自分の行動や言動で人が死ぬなんて想像もできていないのです。

2013年にも、岐阜県でパワハラによる自殺者が出てしまいました。
当時岐阜県職員として働いていた30代の男性が、6名の上司からパワハラを受けて自殺してしまったのです。
男性は長時間の時間外労働を強制され、挙句の果てには勤務時間中に酷い叱責を受け続けて精神を病んでしまったといいます。

しかし、これだけのことをしでかしておきながら、パワハラ上司たちは減給や戒告といった軽い罰で済んでしまいました。
「不適切な言動があった」という点は認めているものの、「パワハラではない」と完全に否定してしまったのです。

人間が1人死ぬような実例があっても、加害者はそれをパワハラとは思いません。
岐阜県での実例が物語るのは、「パワハラは被害者が自ら声をあげないと対処できない」ということです。

もしもアナタがパワハラに悩んでいるのなら、決して自殺をしてはいけません。
岐阜県でパワハラを受けてしまったら、以下の3つの対処法を試してみましょう。
心が疲れきっていることはお察ししますが、パワハラに対しては自殺よりもはるかに効果的な対処法があるんです。

弁護士に依頼する

自殺という考えが浮かんでしまうほどのパワハラを受けているのなら、事態は急を要します。
心に加害者と戦うだけのエネルギーが残っているうちに、弁護士にパワハラへの対処を依頼しましょう。

弁護士はパワハラに悩むアナタの味方です。

相手に非があると判断されれば、慰謝料の請求を行うこともできますし、相手を会社から追い出すことも可能です。
ハードルが高いと感じるかもしれませんが、難しい部分はほとんど弁護士さんに任せることができるので実はかなり楽に解決することができるんです。

岐阜県職員が自殺した件では、遺族が提訴することで事態の収拾が図られました。
すでに被害者はこの世を去っていますが、遺族には県から9600万円が支払われることで和解となりました。

9600万円という莫大な金額を見て驚いた方もいるかもしれません。
しかし人間1人の命が奪われているわけですから、妥当というよりもむしろ安すぎるくらいかもしれません。

このケースでは県から遺族への支払いとなりましたが、加害者本人がこうした金額を支払わなければならない可能性も充分にあるということを考慮しておきましょう。

公的な窓口に対応策を聞く

パワハラ加害者に対してどんな対応を取ればよいのかわからないという場合は、公的な窓口に相談してみましょう。
今、日本全体でパワハラを減らそうという動きが活発化してきており、岐阜県内にもたくさんのパワハラ相談窓口があります。

どの窓口に相談するか迷ったら、厚生労働省によって設置された「総合労働相談コーナー」に電話してみるとよいでしょう。

総合労働相談コーナーは岐阜労働局などの建物内で運営されていますが、直接足を運ばなくてもパワハラに関しての電話相談を受け付けてくれる心強い味方です。
現在、岐阜県内には8ヶ所の総合労働相談コーナーが設置されているので、職場や自宅に近い場所に相談してみてください。

転職するのが無難

パワハラを受けている方は「ここで逃げたら負けだ」なんて思考に陥ることがあります。

よく「おまえの代わりなんていくらでもいる!」なんて言って部下を追い出そうをする加害者がいるので、「本当に辞めたら加害者の思うツボだ」と思ってしまうのです。
気持ちはわかりますが、しかしこのような考え方を続けていると心に大きな傷を負うことがあるので注意が必要です。

結論から言ってしまえば、パワハラを受けて転職することは「負け」ではありません。
パワハラとは人の心を傷つける行為であり、無差別に他人を傷つける通り魔のようなものだと考えてください。
街中で通り魔に出会ったら、命を守るためにその場から全力で逃げるのは当たり前ですよね?

パワハラを受けたということは、いわれのない攻撃を受けたことと同義です。
加害者にどう思われるかなんてことは二の次にして、パワハラから身を守るために転職してしまうことは「当然の自己防衛」だといえるでしょう。

強がってパワハラ加害者に会い続けていればいつの間にか転職する元気もなくなるほど疲弊する恐れもあるので、早めに行動を起こすことをオススメします。

ちなみに、私はパソナキャリアで転職を成功させました。

アナタはパワハラに関わっていませんか?

パワハラの厄介なところは、始まりがわかりにくいところです。
最初は順当な叱責だったのかもしれませんが、いつの間にかエスカレートしてパワハラと化してしまうケースがあるのです。
パワハラはいつ始まったのか?と問われても、加害者側も被害者側も正確に答えられないということが少なくありません。

もしかすると今この記事をお読みの方のなかにも、すでにパワハラに関わり始めている方がいるかもしれません。
「最近、上司からのあたりが厳しくなってきた気がする」「挨拶を無視されることが増えてきた」なんて心あたりがあったら、それはパワハラの始まりかもしれません。

自分がパワハラに関わり始めている事に気づいたら、できるだけ早めに対処を始めることもパワハラ問題解決への近道ですよ。