パワハラはどんな立場の人間でも被害者になる可能性があります。

正社員はもちろん、パートやアルバイトの人も被害者になるのです。
そして、派遣社員にもその魔の手は忍び寄ってきます。

よく「派遣だから」という差別的な言葉を耳にすることはありませんか?
なぜ「派遣だから」と言われなければならないのでしょうか?

その違いと、派遣の立場でパワハラを受ける理由について分析していきましょう。

派遣会社が間にいるということ

派遣社員は間に派遣会社が入っています。
なので、会社と直接雇用関係を結んでいるわけではないのです。

そのため、一般的には「立場が弱い」とされるのです。
いわゆる「派遣切り」があるのはそのためです。

直接雇用しているわけではないのでいくらでも代わりがいるとされています。
派遣された人物が気に入らなければ派遣会社に訴えて挿げ替えてもらえばいいだけの話です。

そんな考えだから「派遣だから」という差別が生まれ、パワハラの対象になるのです。
「派遣を使ってやっている」という発想だからこその考えです。
そうではなく「派遣に来てもらっている」という気持ちで派遣してもらえる会社に勤めたいものです。

派遣会社もそんな会社との契約はしないほうが良いと思いませんか?

正社員のようには辞められない

会社からの直雇用であれば2週間前の申告や届け出で会社を辞めることができます。
しかし、派遣は会社との直雇用ではないため、定められた契約期間内で辞めることは難しいものです。

自身の病気や家族の介護など、やむを得ない理由があれば辞めることはできますが、そうでなければ契約期間内で辞めることは難しいでしょう。

辞められないとわかっているからこそ、そこに付け込んで自分のストレス発散にパワハラをふるわれることもあるかもしれません。
そんな会社すぐにでも願い下げたいところではあると思いますが、できないのが現実です。

では、どうしたらよいのでしょうか?

パワハラは「やむを得ない理由」になるのか?

「やむを得ない理由」で辞めてしまえばよいのです。
かといって嘘はいけません。

そして派遣先の会社に申告するのではなく、契約会社に相談という形で連絡をします。

何かあって訴えるにしても、直雇用ではないので派遣先の会社を直接訴えることはできないので注意が必要です。

もし派遣先の会社を直接訴えてしまうと、お門違いで逆にこちらが不利になるので絶対にやめましょう。
例えば、他の会社で正社員が決まったということであれば、多くは認めてもらうことができます。

派遣から脱却のために、正社員を決めることも一つの手です。

別の手立てとしては「本人の体調不良」を訴えることです。
パワハラによって精神的に追い詰められ、心身ともに崩れてしまっているときには病院に行き診断書をもらいましょう。

この方法であれば、パワハラの証拠の一つにもなりますし、退職するための「やむを得ない理由」にも該当します。

基本的には期間満了での退職を

直雇用内で行われるパワハラでも理解ができないのに、立場まで利用してパワハラをふるうなんて信じられない愚行です。
それに気づけない人の下で働く必要なんてありません。

いち早く辞めてしまえたらよいのですが、あなたを派遣してくれている会社と派遣先の会社との関係を考えれば、期間満了で波風立てずに円満に去るのがベストです。
体を壊すほどの緊急性があるのであれば、すぐに派遣会社に相談しましょう。

あなたを派遣し、働いてもらうのが派遣会社の仕事なのですから、働けないような状況に陥っていると我慢せずに訴えましょう。

どんな立場であっても、あなたの人生を守るためです。
正しく訴えかけ、明るい未来を目指しましょう!