パワハラは明らかに加害者に原因があります。

しかし、パワハラで退職になるのは大抵被害者です。
もしかしたら今のお仕事は長年憧れていた念願のもので、パワハラさえなければ続けられていたかも知れません。
後に残された先輩後輩や同僚に仕事の負担がかかるのも心苦しいですね。

しかし、あなたの心身の健康が脅かされ不本意ながらも会社を辞めなくてはならないこともあります。
周りの目は気にせず、まずは自分の心身の安全と健康、そしてこれからを第一に考えましょう。

パワハラでの退職は被害者が勝手に言っていることだと判断され、自己都合とみなされてしまうおそれもあります。
自己都合退職扱いになってしまうと、失業保険支給まで3ヶ月も待機しなくてはなりません。
会社によっては退職金が大幅にカットされたり何かと不利なことが多いです。

パワハラで退職する時はどのように退職届を書くのか、また会社都合退職にできるのか考えてみたいと思います。

退職届と一緒に証拠を提出する

本当は仕事を続けたかったが、パワハラによって退職せざるを得なかった事を知ってもらうためには第三者を納得させるような証拠を提出する必要があります。
上司からの叱責が録音されたデータや、日々のパワハラの様子を記したメモなど、可能な限り証拠を集めましょう。

会社側に証拠隠滅されないように事前にコピーを取って手元に残しておくと更に安心です。
パワハラが原因でうつ病などの診断が出ている場合は診断書も一緒に提出しましょう。
こちらもコピーを忘れずに残しておくといいですね。

退職届には退職に至った理由として元凶となった上司の叱責や嫌がらせなど、あれこれ原因を書きたくなりますが、スムーズに退社するには我慢のしどころです。

ここは「会社都合退職」と書いておくのみにとどめます。
通常の会社都合のような契約満了や解雇とは違うため、会社から自己都合に書き直しを命じられる可能性もありますが、ここは譲らずパワハラが原因の会社都合であることを言いましょう。

離職票の退職理由を確認する

次の職が決まっていない場合、退職後に会社から離職票が送られてきます。
離職票に退職の理由が明記されていますが、自己都合になっていないかよく確認しましょう。

もし「本人の申し出による」など自己都合と思われる表記があったら「退職理由に異議なし」には絶対丸をつけてはいけません!
迷わず「異議あり」に丸を付けて理由の欄にはっきり上司からのパワハラと書きましょう。

ハローワークに相談する

1.2で挙げたパワハラの証拠データや離職理由の書かれた離職票を持ってハローワークに行きましょう。
そこで証拠品(コピー)も提示しながら状況を職員に伝えましょう。

仕事を続ける意志はあった。
パワハラさえなければ、本当は退職したくなかった。
自分なりに休職、異動願いなど退職を回避する努力をしてみたが、解決せずパワハラが原因で最終的に退職をせざるを得なくなった。

など一つ一つの事柄を丁寧に説明します。

証拠もあればあるほど説得力が増すので可能な限り持参しましょう。

まとめ

パワハラで退職する場合も基本的な流れは通常の退職と同じです。
ただし、証拠をしっかり集める事と、「自己都合退職」にしようとする会社への対応は不可欠です。

この部分をきちんと対応する事でハローワークに認められれば、会社側が認めていなくとも「会社都合」となり、すぐに失業手当をもらいながら転職活動が可能になります。

自己都合と会社都合では次の転職活動をする上でも周囲からの印象が大きく変わってきます(ただし、面接でパワハラが原因の退職と説明するのは避けた方がよいですね)。
勇気を持ってパワハラの事実を伝え、会社都合退職をしましょう。

ちなみに、私はパソナキャリアで転職を成功させました。

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