「九州男児」という言葉があるように、九州最大の人口を誇る福岡県には非常にプライドの高い人物が多いと言われています。

もちろん男性に限った話ではありませんが、プライドの高い県民性が災いして「パワハラ被害」も増加傾向にあるといいます。
部下にプライドを傷つけられたことで腹を立て、陰湿なパワハラ行為を行う上司が後を絶たないのです。

もともと福岡で生まれ育った方なら慣れがあるかもしれませんが、他県から移住してきた人は福岡の文化に驚くことも多いようです。
福岡は決して排他的な県ではありませんが、仕事関係での移住者も多いだけにトラブルは絶えません。

そこで今回は、福岡県でパワハラに悩んだときにすべき3つの対策法をご紹介します。

パワハラの被害にあっても「文化の違いだから…」と我慢してしまう方がいますが、パワハラは我慢していても解決しません。
ここが日本である以上、パワハラは「犯罪」にあたる可能性もありますので、パワハラ上司には毅然とした態度で対応するようにしましょう。

弁護士事務所に相談する

普通に生活しているとあまり馴染みが無いものですが、弁護士というのは意外に気軽に雇えるものです。

大きな裁判にならないと弁護士は登場しないと思われているかもしれませんが、実はちょっとした相談をするだけでもOKなんです。
パワハラ被害を告発したいというときはもちろん、パワハラ上司を訴えるべきかどうか悩んだときにも弁護士は相談に乗ってくれます。

地方ではパワハラ専門の弁護士がまだまだ少ないのが現状ですが、その点福岡県なら何の問題もありません。
人口の多い福岡県には何百ヶ所もの弁護士事務所がありますし、なかにはパワハラ解決の専門家とも言うべき弁護士さんも多いのです。

福岡県弁護士会では、パワハラを始めとして「労働問題のトラブルは弁護士にお任せください」と公言しています。
暴力や暴言といったあからさまなパワハラは当然として、残業代の支払いが無い・突然解雇を通告された・周りから無視されているといったケースもパワハラにあたるとして注意を呼びかけています。

また、福岡県弁護士会ではこうした労働問題に関して無料法律相談を実施しているようです。
「弁護士に頼むのはお金がかかりそう…」と思いがちですが、アナタが受けているパワハラが違法にあたるのかどうかを相談するだけならお金もかからないのです。
実際に訴えるかどうかは後で考えるにしても、ひとまず専門の弁護士の意見を聞いてみるとよいでしょう。

パワハラ専門の公的機関を利用する

パワハラの被害に悩むアナタの味方は弁護士だけではありません。

実は、近年になってパワハラの被害相談を受け付けるための公的機関もどんどん増えてきているのです。
特に福岡は人口に比例してパワハラ被害が多いだけに、他県に比べても公的機関の数が充実しています。

厚生労働省によって全国に置かれている「総合労働相談コーナー」でも、パワハラ被害について相談することが可能です。
総合労働相談コーナーはひとつの県に4~7ヶ所づつ設置されていますが、福岡県には13ヶ所も設置されています。
どの支所に相談しても問題ありませんが、基本的には自分が住んでいる場所か勤務先に近い総合労働相談コーナーを利用するとよいでしょう。

13ヶ所の総合労働相談コーナーのうち、5ヶ所には女性相談員も常駐しています。
女性の場合、パワハラだけでなくセクハラ被害などの男性には相談しにくい内容があるかもしれません。
そういった場合は女性相談員のいる支所に電話をかけ、男性が出た場合でも女性に変わってもらうよう告げればすぐ交代してもらえますよ。

パワハラと距離を置くために転職する

パワハラに対しては、加害者がつけあがらないよう毅然とした態度で対応するのが基本です。
ただ、やはり弁護士に相談したり公的機関と連携を取るためにはエネルギーを使いますし、被害を受けて心身共に疲弊している方にとっては楽な作業ではないでしょう。

もはや加害者に立ち向かうだけのパワーも残っていない場合には、無理をせずに転職するのが良いでしょう。
本人の状態にもよりますが、パワハラを受けてショックを受けた人のなかには自殺を考えてしまう方が少なくありません。
しかし自ら命を絶つくらいなら、転職して再起を図ったほうがよっぽど有益です。

疲弊している間は何もかもがどうでもよくなってしまうかもしれませんが、転職して体勢を整えればきっと考え方も変わるはずです。
実際、パワハラを受けていた間は自殺を考えていたという方が、まともな会社に転職した途端「なんであんなに思い詰めていたんだろう」と思えるほど回復するケースも珍しくありません。

もしもアナタが自殺を考えるほどパワハラ被害に疲弊しているなら、すぐにそんな会社は辞めてしまいましょう!
パワハラと距離を置いて冷静になれば、きっと今までとは世界が違って見えるようになるはずですよ。

ちなみに、私はパソナキャリアで転職を成功させました。

パワハラで気弱になる必要はありません!

パワハラに悩む方の多くは優しい性格をしています。
加害者に対して怒るどころか、「自分にも悪いところがあったかもしれない」なんて考えに至ることがあるのです。
その考え方は、いずれ自分を責めてしまう要因になりかねない危険なものです。

アナタがどのような人物で、どのような経歴があったとしても、パワハラを受けた時点で悪いのは向こうです。
加害者はよく「部下がミスをしたから暴力をふるった」というような言い訳をしますが、どのようなミスをしていたとしても、暴力をふるった時点で犯罪者は相手なのです。
日本は法治国家であり、「ミスをしたから殴ってもいい」なんて馬鹿げた法律はどこにもありません。

もしもアナタが今パワハラに悩んでいるのなら、決して気弱にならないでください。
自分の悪いところを探すのではなく、パワハラを行った相手が悪いのだという認識を崩さないでください。

アナタが毅然とした態度で弁護士や公的機関に相談すれば、きっと相手の悪行を食い止めることができるのですから。