パワハラを受けている、と感じたら自分がどのようなパワハラを受けているか考えることもあるでしょう。

実はパワハラにも種類があり、種類を考えると、パワハラを受け流すときや、訴えるときに、客観的な判断を下すことがしやすくなります。

大まかな分け方をご紹介します。
あなたのパワハラを考える参考にしてもらえたらうれしいです。

物理的なパワハラ

わかりやすいところで、殴る、蹴る、物を投げる、などの物理的な被害を受けるタイプのパワハラです。
いわゆる、体罰を想像していただけば早いです。

大声で怒鳴られたりすることも場合によっては物理的なパワハラに分類されるでしょう。
職務上で注意するにあたって、殴ったり蹴ったりする必要は明らかにありません。
ですので、これは職務上を超えた精神的苦痛になるわけです。

「昔は親父のゲンコで育ったものだ」なんて方もいらっしゃるかもしれませんが、今は「昔」ではありませんし、仕事の教え方にゲンコツは必要ありません。

いつまでも昔に浸っているのであれば、現実に戻してあげたいですね。

仕事を使ったパワハラ

絶対にできない量の仕事を大量に押し付けられる、つまり、残業を強要されるような状況に陥らせることです。
そしてできなければ能力のせいにされ、さらに仕事を増やされる、その繰り返しです。

仕事から抜け出すこともできず、状況によっては孤立し、相談することも難しくなるかもしれません。
物理的にも苦しく、心身を壊しやすいパワハラなので、少しでも違和感を感じたら、すぐに相談やしかるべき対応をしましょう。

逆に、仕事をさせてもらえないというパターンもあります。
使えないから、ずっとお茶くみしていろ、ずっと掃除をしていろ、など雑用を押し付けたり、ベテランなのに新人研修を受けさせるなどの、本人を馬鹿にしたようなやり方もあります。

新人で必要があってさせられる仕事でもない限り、会社にいる意味を感じられなくなり、会社にも居場所がなくなりがちです。
精神的にも苦痛を感じさせるパターンになります。

精神的なパワハラ

精神的なダメージを与えるパワハラが、最もパワハラの中でも多いのではないでしょうか。

「死ね」「お前なんかいらん」などの言葉によるものや、たくさんの人の前で罵倒されたり、ミスを公開されるなどのさらし者にするパターンなどがあります。

パワハラの判断基準は「受け手側の精神的苦痛」なので、もっともパワハラを判断しやすいパターンです。
言葉によるものなので録音でもしない限りは証拠にも残りにくく、加害者ももっともやりやすい、やってしまいがちなものです。

プライベートを侵害するパワハラ

「早く結婚しろ」「そんなこともできないなんて、お前の家族がかわいそうだ」など、プライベートに踏み込んだ言葉でパワハラをふるうパターンです。

「今仕事を辞めてみろ、家まで押しかけて家族もめちゃめちゃにしてやる」など、脅しに使ってくることもあります。

脅してくるということは明らかに精神的に苦痛ですし、自分以外の人に迷惑がかかる、自分以外の人が悪く言われることで苦痛も増し、つい我慢してしまいがちです。

相手の横暴な発言に屈してはいけません。
家族や家庭を守るのであれば、その横暴から逃げることを考えたほうが良いでしょう。

人間関係を利用したパワハラ

ミスを理由にしたり、ランチなどのちょっとした誘いを一度断ったなど、ささいなことを理由に、会社で孤立させたりするパターンもあります。

その流れで仕事を教えなかったり、連絡があっても伝えなかったりし、ミスを誘発させて来る複合的なパワハラをしてくることもあります。
学生のいじめのようなことが会社でもあるのです。

幼稚なことなので相手にしないのが一番ですが、仕事にも支障が出てくるので状況に応じて上司に相談や報告をするほうが、会社のためにもなります。

まとめ 苦痛を感じたら相談を!

自分の受けているパワハラがどんなパターンなのかを考えると、客観的に判断でき、「物理的なパワハラだー」など少しふざけて考えたりして、苦痛が少し和らぐこともあるかもしれません。

しかし、あなたの受けているパワハラがどうしようもなく耐えられないものであれば、しかるべき場所に相談するか、会社を辞めるかなど具体的な行動に移してください。

どんなパターンであれ、あなたの苦痛はあなたにしか判断できません。
あなたがパワハラと向き合うためのヒントにしてみてくださいね。

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