当時の年齢

28から30歳

性別

女性

当時の職業

事務職

パワハラを受けた相手

主に直属の上司

パワハラを受けたきっかけ

当時の職場で働き始めて5、6年経った頃からパワハラが始まりました。

入社当初から配属されていた部署には直属の上司が二人いたのですが、そのうち真面目で理解のある上司が体を壊して退職してしまいました。

真面目な上司はパワハラ上司に対しても「そういうのは言い過ぎですよ」、などと発言がエスカレートしないよう防波堤のようにガードしてくれていました。

しかし、その真面目な上司がいなくなり、パワハラ上司に注意する人がいなくなったため、私に対する風当たりが非常に強くなりました。
勤続年数はパワハラ上司の次に私が長かったため、言いたい放題になりました。

また、当時の私も若く、いちいち発言を真に受けて腹を立ててしまうこともあり、パワハラ上司はそれを面白がっているきらいもありました。

パワハラの内容

主に言葉でのパワハラです。

当時の勤め先は昔からある古い体質の会社で女性は愛嬌さえあれば仕事はできなくてもいい、という風潮がありました。
そんな中でバリバリ仕事している私は可愛げがないということで、ターゲットになりました(部署内の女性は私だけ)。

仕事のやり方について文句を言われたり、嫌味を言われたりしました。
セクハラ的な発言への規制もゆるい会社だったので子供がいないこと(勤めて数年目に結婚しましたが、とても休める環境ではなく、妊娠出産を先送りにしていた)や体型(貧乳)についても言われました。

上司は商品の扱い方が雑で品物の入った段ボールを椅子がわりにすることもあり、指摘すると逆ギレされました。

また、言葉づかいにしても私が言うと「そんな言葉使いはダメだ」と注意されるのに、別の部署の女子力の高い先輩が同じことを言っても何も言わず、明らかな差別がありました。

私だけでなく、太り気味の気の弱い男性に対しても体型をからかうような発言も繰り返していました。

パワハラを受けていたときの気持ち

心の中でひたすら「誰かにこの苦しみを分かって欲しい」「助けて欲しい」と叫んでいましたが、当然心の声など誰も分からないため、全部自分で抱え込むといった状況でした。

下に兄弟がいる環境で育っていることもあり、元々人に頼るのが余り得意ではありません。
助けて欲しいけれど助けてと言ったら上司に負けるような気もしていました。

家族にはパワハラを受けていることは話していましたが、退職を勧められても負けるわけにはいかないと意地で仕事していました。

ずっと胃も痛く、家に帰ってはお酒を飲んでいました。
二日酔いにでもなれれば良かったのですが、お酒が強いので安いワインを一本あけたぐらいでは体はまいりませんでした。

一日の中で笑ったり、楽しいと思う時間がまるでなく、仕事している時は表情が凍りつき感情が完全に切れている状態でした。

パワハラを抜け出した方法

月並みですが、会社を辞めたことです。

冷静に考えれば休職という方法もあったのですが、その頃は有休すら風邪や体調不良で取るぐらいしかなく、大して仕事のできない自分の取柄といったら長時間残業しても倒れず休まないことぐらいだと思い込んでいました。

退職の意思を告げるのも勇気がいったのですが、ストレスで物忘れが酷くなったり、肩こりや腰痛で歩くのが辛くなったりと尋常でない症状が出始めたので、身体も限界と感じました。

直属の上司に問題があったためその上の上司(部署は違うが部門全体を統括している人)に退職を伝えました。
一ヶ月以上有休があったので、最後の一ヶ月は有休消化を願い出ましたが、はじめは前例がないと断られそうになりました。

日々のパワハラ記録や、病院の診断書などを見せて何とか有休消化後の退職を許可されましたが、退職金が半額しか支給されない自己都合退職にされました。

その点と無職になることは残念でしたが、パワハラから解放されると思うと気持ちは少し楽になりました。

現在パワハラに苦しんでいる方へアドバイス

まず、誰かに相談しましょう。

社内に頼れる人が見つかりそうになかったら自治体などの労働相談やメンタルクリニックでもいいので、現状を洗いざらい話しましょう。

休職や異動願いも一つの方法です。
病院の診断書と所定の用紙に記入(自分で書くものと病院に書いてもらうもの、会社の人事に書いてもらうものの三枚あり)すれば休職中に傷病手当金が受けられます(月収の6割程度)。

まだ元気があれば休んでいる間に他の職を探してもいいし、そこまで行動するエネルギーがなければひたすら寝てる、趣味に没頭など自分のやりたいことをして休むのがいいと思います。

私はギリギリまで粘ってしまいましたが、今から考えると若いのに物忘れが酷くなるのはうつの症状のひとつで正常な判断力が失われていたと思います。
休むのは無理、会社から何言われるか分からない、という状況もあるかも知れませんが、死ぬよりずっとましです。

私も当時は辛かったですが、その後新しい職を見つけ、二人の子供にも恵まれました。
今は生きていてよかったです。

おかしな会社や人からは早く逃げましょう。
逃げるのは弱いことや負けることではありません。

会社に殺される人が一人でも減ることを願っています。

ちなみに、私はパソナキャリアで転職を成功させました。

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